Amazonで偽物品が販売されているという噂(+悪徳店舗の見分け方)
はじめに
ある日、友達が私に聞いてきました。「Amazonで偽物商品が出回ってるって聞いた事があって不安なんだけど、本当?」
A.基本的には滅多にありません。(どんなジャンルの商品を買うのかにもよりますが)
逆を言えば、ごく一部偽物商品を販売している悪徳店舗も残念ながら存在します。
(ホントにごく一部です)
偽物を買ってしまう確率は、もはや1%以下の不慮の交通事故の被害者になってしまうぐらいのものすごい低確率のはずなんです。
なぜなら・・・
Amazonは、偽物販売に対してはものすごく厳しい
まあ偽物販売していたのがマーケットプレイスの他店舗であろうが、Amazonそのものの信用低下になりますからね。そして一度でも偽物を販売してしまうと、一発でアカウント削除などの厳罰も十分にあるそうです。
(そういう体験談を何度か耳にした事があります)
ちなみに、一度でも「大罪を犯してアカウント削除される」と、どうなるのか?
→された方の名前・住所・IPアドレス等をブラックリストとして記録しているようで同人物の再登録は基本的に無理らしいです。
つまり、その方が再びAmazonに出店・販売するのはかなり難しくなるらしいです。
そして今の通販業界上、Amazonで販売出来ないのはかなりきついです!
(現在通販サイトはAmazonの一強。まあ全国展開してるような大手なら自社ECサイト作るなり大丈夫でしょうが・・・)
私も万が一Amazonで販売禁止になったら、通販業界から完全に足を洗って再就職するかも。
+Amazonだけでなく、単純に「警察に逮捕される」というもっと怖いリスクもあるでしょう。
以上のように偽物を販売してバレてしまった時のリスクがとんでもなくデカいのです。
だから、普通はわざわざAmazonで偽物なんて販売しようと思わないはずなんですよ。
それでも偽物を販売してる方々は・・・
・何も考えていないで適当(初心者)であり、偽物だと知らずに誤って販売してしまう
・かなり稼げるので、なりふり構わず逮捕上等の捨て身
あたりかな?と考察。
この記事では、店長である私が販売者目線で「偽物商品を買ってしまわないための4つのコツ」を伝授します。
偽物商品を買ってしまわないための4つのコツ
①海外製品を購入しない
高価な海外ブランド商品ならば、それを「安く模造して販売」「並行輸入品等を正規品と偽って販売」する事で利益がデカい→やる価値があるんです。(もちろん私は絶対しませんよ)
また、誤って偽物を販売してしまう場合って基本的には海外製品ではないのかな?と考察してます。
(並行輸入品とか、そこらへんがちょっとややこしいんですよね)
②FBA商品(Amazon倉庫からAmazonスタッフによる梱包・発送)から購入する(「自己配送商品」(店舗からの直接配送)は避ける)
※昔はプライムマークがあるかないかで判別出来ましたが、マケプレプライムが出来たためプライムマークでは判別不能になりました※
3パターンありますが、見方は難しくありません。
(下記画像の赤丸部分に注目、Amazon以外の店名は黒く塗りつぶしてます)
自己配送商品の見分け方
↑安心・安全のAmazon商品「FBA商品」
↑Amazon以外の店舗が倉庫に納品し、Amazonスタッフによる梱包・発送の「FBA商品」
「Amazon.co.jpが発送」という部分に注目
↑店舗から直接発送される「自己配送商品」
要は「●●が発送」の●●部分が「Amazon.co.jp」であるか、「その他店舗名」なのかに注目すれば見分けられます。
(上記はPC表示でありスマホの場合はサイトデザインが若干違いますが、見方は同じですので「●●が発送」を注目でOK)
なぜ「自己配送」商品が危険なのか
A.返品・返金の判断が各店舗にゆだねられるため
偽物を送っておきながらこちらの問い合わせを無視したり、返品返金に応じない悪徳店がごく僅かですが存在します。
「FBA」商品なら返品・返金の判断がAmazonとなってしまうため、悪事を行うならば「自己配送」が都合がいい訳です。
③店舗評価数1・2桁や店舗評価の低い怪しい店は避ける
出店したばかりの店舗から購入するのは、若干リスクがあります。
個人的には「評価数3桁+高評価率95%以上」なら安心です。
(3・4桁あろうが評価低い(高評価率90%以下)店はちょっと危ない、リスクあり)
怪しい店、悪徳店舗の見分け方
・「高評価率90%以下」評価数3桁もあって90%切っちゃうのは、私としてはちょっと理解出来ません。
(逆になんでそんな下がるのかある意味分からない)
ちゃんと真面目にやってる大抵の店は、高評価率90後半をキープしています。
・「ニックネームっぽい店名(例:tarou1234 等)
個人的な主観ですが、副業感覚で軽い気持ちでやってないかな?と思っちゃいます。
・「店舗情報ページに代表者名・住所・電話番号等がきちんと記載されていない」
店舗名をクリックすると、上記の店舗情報ページにアクセス出来ます。
(上記画像では「〇〇%が肯定的」の数字〇〇が高評価率です)
ほとんどの店舗はもちろん重要情報を記載するのですが・・・
(空白部分に情報を記載する事が可能となっています)
これでは、やる気が感じられません。
そして、商品の検品等に関しても適当の可能性有り。
*この店の商品が欲しいんだけど、怪しい場合→店舗低評価のコメントを参照するのもいいかも*
その低評価コメント欄に「商品が偽物だった」という書き込みがあれば、もちろんその店舗は避けましょう。
評価数3桁の100件以上ならある程度実績があるので、基本的に安心出来ます(3桁あろうが、あからさまに評価低いのはちょっと危ないかも)。
過去に話題となった「商品送られてこない詐欺問題」や、偽物を販売してる店って大抵評価悪いんですよね。
(騙された人達が低評価連発されるので、当然高評価率下がります)
④商品レビューに「商品が偽物だった」というタレコミがあるのは危険
他にも同商品で偽物を販売している店舗がありそうで危険な気がします。
要は、同ルートで同じ偽物を仕入れている店舗があるかも。
万が一、誤って偽物を買ってしまったら
もし「自己配送で届いた商品が偽物で、メール等を送っても無視や返品に応じてくれない」場合は・・・
「マーケットプレイス保証」を使いましょう!
(FBA商品ならば「返品受付センター」より返品可能です)
マーケットプレイス保証とは、Amazonが店舗と購入者の間に入ってジャッジを下してくれる制度です。
(「店舗側が悪い」という判断がAmazonから下されると、商品代金が全額返金されます)
→別記事「マーケットプレイス保証について」執筆中
これがあるので、万が一偽物を買ってしまっても大丈夫です。
終わりに
前項を見て、ならばそもそも「見分ける4つのコツ」なんていらないじゃんと思う方もいるかもしれません。しかしそれだと「偽物を買ってしまう→届いた後、偽物だと気づかずそのまま粗悪品を使用し続けてしまう」という最悪の状況に陥る可能性があります。
その可能性を極力防ぐためにも、そもそも危ない橋を見分けるテクニックを身に付けるべきです。
万が一の時には「マーケットプレイス保証」を上手に活用し、安全・快適なAmazonライフを。