Amazonの事なら俺に聞け

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~とあるAmazonショップ店長のブログ~

やらせレビューの粗悪中華製品の見分け方

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ニュース等メディアでも取り上げられているように、2018年現在もAmazonではやらせレビューが横行しています。

やらせレビューとは

やらせとは、事実関係に作為・捏造をしておきながらそれを隠匿し、作為などを行っていない事実そのままであると見せる・称することを言う。 新聞やテレビなどメディアにおいて行われるやらせを指すことが多く、片仮名で『ヤラセ』とも表記される。wikipediaより

やらせレビュワーの多くが中国人のようでして、手口は自国の中華商品のレビュー欄に★5のでたらめな有りもしない効果等の絶賛コメントを書き、さも素晴らしい商品のように見せかけて販売促進を狙うというもの。
騙されて購入した商品を使用してみると「レビューに書いてあった評価と商品性能違うじゃん・・・」となってしまう訳です。
彼らは数百・千ものやらせ高評価をかけるようで、たかだかちょっとの★1低評価つけられても痛くもない訳です。

もちろんやらせレビューは禁止されており、ヘルプページにも以下のように記載されています。

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Amazonもやらせレビュワー達と戦ってくれてはいますが、どうやら数が多すぎてイタチごっことなっている模様。
なのでやらせレビューの粗悪品を掴まされないようにするために、今の所は知識を付けて自分を自身で守っていくしかないんですよね。
残念ながらAmazonはやらせレビューから我々ユーザーを守ってはくれません。
(ただ基本的に「お客様は神様だと思え」というのがAmazonのスタンスですので、初期不良などに対する返品返金等保障は手厚いです。
Amazon倉庫出荷ではないいわゆる「自己配送」商品に関して、不良品の返品返金対応はamazonカスタマーサポートではなく直接店舗スタッフの対応となりますが、ごくわずか存在する詐欺・悪徳店にはAmazonが間に入って審議対応してくれる方法もあるのでご安心下さい)

・別記事「詐欺・悪徳店について」執筆中

本記事では、粗悪品を見分けるコツ(私なりの4つの方法)を記載していきます。
※下記4つの方法は中華製品だけでなく、全ての商品の評価レビューの見方として応用出来ます!
(日本企業でも、不正レビューを行っている所もあるとの噂を聞いたことがあります)

粗悪品を見分けるコツ(私なりの4つの方法)

①評価★5と1しか極端にないパターン(通称:ボンキュッボン)はやらせレビューの可能性高し

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↑★1の出っ張り方が極端ではありませんが、上記も含む。
低評価(2・1)の出っ張りが目立つ商品は地雷(粗悪品の可能性あり)です。

②★5はやらせレビュワーの潜伏場所。2~4が正確なレビュー多し

 高評価を付けて平均評価値を5に近づける事で商品ページ上に載る可能性が高くなる訳で、そう考えるとサクラはみんな5を付けるはずなんですよ(もしかしてサクラの9割は5だけど、1割にのみわざと4をつけたりするのもあるかも・・・?5が別格に出っ張るだけでなく、4もそれなりに出っ張ってる方が信頼出来そう)

なんでもかんでもいちゃもんつけて低評価する人も一部いますので(クレーマーはどこにでもいます)、2~4を主に参考にした方がいいと思います。

③メーカー名をググる(グーグル等で検索する)

メーカー名をググってもHP等がない(あったとして作りが雑、荒い)所は地雷の可能性有り。
(検索サイトも人気のある、信頼出来るサイトや記事が上位に来るシステムになっています)

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↑ここ数年人気上昇中であるANKER。
中華製品ですが公式オンラインストアもあります。
会社としてしっかりしてるというのが良く分かりますし、信頼出来ます。

④商品名(型番)を検索して、他サイトの情報(価格com・yahoo等他ストア・ブログ等)を参考にする

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↑商品ページの真ん中あたりに型番(赤丸部)が書いてあります。
それを「コピー&ペ―スト」してググれば色々情報出てきます。
この商品が欲しい!と思ったら、手間にはなりますがAmazonレビュー + 他サイトでの情報(価格com・yahoo等他ストア・ブログ等)を統合して判断する」のが一番安全かもしれません。

※出品されて間もない等そもそも評価数が少ない商品は判別が難しいです(たまたま良い悪いが連続しても大きく評価平均値が変動しまうし、サンプル数が少ないと①手法も効果的に作用しないです。絶対に地雷を踏みたくない方は、評価少ない商品は避けた方が賢明)。
評価数は3桁あれば十分です(逆に1桁代は・・・)

実践編(例題)

ここで、例題を出して実際にページを見ていきましょう。
Amazonで「イヤホン」と検索してみます。

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↑「イヤホン」ページの一番上の切り抜きです↑

サイト仕様上、高評価商品が上にくる訳です。
天下のアップルは言わずもがな、左2・3が聞いた事ないメーカーですね(③赤で四角囲いした部分がメーカー名になります)。

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↑左2・3どちらも高評価ですね。

メーカー名をググって(Googleで検索して)みます(③)。
両方共に中華商品でした。
そしてHPはありますが、作りが雑・・・(ちょっと心配点)。
まだこれからの中小企業といった所でしょう。

商品名をググる(④)と、左2の方は良い評判が目立ちました。
左3の方では、検索上位の方のブログで酷評あり(ちょっと心配)。

例題について私の総評

安いので高級品と比較するとそりゃ当然質は落ちるが、値段相応の悪くない商品かも(左2・3ともに)
品質を優先して求める方は、購入を避けた方がいいでしょう。
安さを優先して求める方は、買ってみるのもありかも。
(「質も落ちるが安い」というのは中華製品によくあるパターンです。もちろん中華商品だからといって一概に否定してる訳ではありません、安くてコスパ最高の良品もあります。逆に日本メーカーの商品だろうが、やらせレビュー書いてる所もある気がします)

まとめ・最後に

昔なら「これ絶対サクラだろw」って結構簡単に見分けられたりしました(誤字脱字が多い、日本語カタコト等)が、やらせレビューも年々巧妙化してきています。
※この記事は2018年度に投稿したものであり、今後もバレないよう年々やり方を変えてくるでしょう※
そして「①ボンキュッボン手法」も一部の商品にしかあてはめられず、全ての粗悪品を判別出来るものでは到底ありません。
otakupapa.net
↑上記ブログはレビューの分布曲線など、統計学の観点からの解説が面白く参考になります↑

絶対に安物買いの銭失いしたくない方は、見知らぬ中華製品は避けた方がいいと思います。
また前述した通り手間にはなりますがAmazonレビュー + 他サイトでの情報(価格com・yahoo等他ストア・ブログ等)を統合して判断する」のが手堅いです。
※有名youtuberでもよく商品紹介をしている方がいますが、彼らはビジネスで「企業案件」として商品紹介をするかわりに報酬を得ている→あまり悪い事を言いづらく、多少大げさに誉めてしまう事もあるでしょう。ご参考までに※

今回の記事を読んで、明らかな地雷は避けられるようになっていただければと思います。